「おかむら眼科通信」第14号で解説している麦粒腫ですが、
地方によっていろいろな呼び名があることに気付いたことがありました。
京都で仕事をしていた時、京都にはいろんな地方出身の学生がおり、
麦粒腫のことをいろいろな呼び名で呼んでいました。
一般的には「ものもらい」で通じるのですが、私は子供のころより「めいぼ」と呼んでいました。
そこで調べてみると、ロート製薬がものもらいMapというのを作っており、
見るとほんとにいろいろな呼び方があるのがわかります。
やはり「ものもらい」が一番多くでも東日本が中心です。ここ長野も「ものもらい」です。
北海道では「めっぱ」と言うそうで、麦粒腫のことを「めっぱ」と呼んでおれば北海道出身とわかるそうです。
宮城県では「ばか」、京都、滋賀、福岡、宮崎では「めいぼ」、でもお隣の大阪、兵庫、奈良は「めばちこ」、広島は「めぼ」、愛知、岐阜は「めんぼ」、どこ出身の学生か忘れましたが「めこじき」と呼んでいました。
でもどれも何となくつながりがあるような気がします。珍しい呼び名で熊本では「おひめさん」というそうです。
皆さんももし他府県出身の知り合いがいたら一度聞いてみるのもおもしろいですね。
2016年10月10日