ちょっと目からそれたよもやま話です。
9月の十五夜の月を中秋の名月と言い、一番美しいと言われています。
観月の宴が催されるなどいろいろな行事が各地で執り行われます。
古来からわが国では様々に月とのかかわりを持っていますが、
これは洋の東西を問わず、いろんな地域、いろんな民族で
それぞれ独自のかかわりを持っているようです。
このような神秘的な月ですが、宇宙の中で私達にいちばん近い
天体なのです。地球の衛星としては非常に大きく、
月の存在は地球にとってかけがえのないもの、
地球の命を育んできたものなのです。
月の存在によって四季が生じ、海水量も潮の満ち引きも影響を受け、
地球上の生命体の命そのものが強い影響を受けています。
現代、われわれ人類は月に降り立ち、宇宙ステーションでは日本人宇宙飛行士が活躍しています。
しかしその月は、一年に3.8センチずつ地球から遠ざかっています。
やがてはるか遠い未来、月は地球から離れて行ってしまう。
その時、地球の生命は終わる。
何気なく見ている月ですが、私たちにとってとっても大切な天体です。
月がきれいな夜は、改めて月明かりを愛でて見たいものですね。
2015年9月6日