白内障の手術をさせていただいて、よく見えるようになったと
喜んでいただけるのは本当にうれしいことです。
以前京都で白内障の手術をさせていただいた後、
忘れられないことがありました。そして長野に来て
また同じことに出合ったのです。
あるご婦人でしたが、手術の次の日の診察で眼帯を外した後、
「とってもよく見えます。」 と喜んでおられたのですが、
それから1週間たっても10日たっても来られないのです。
心配なので電話をしてみました。
そしたらなんと、
「先生ね、わたし家に帰って鏡を見ましたの。
先生、私こんな顔で外には出られません。」
と。ああなんという女心!
そしてなんとここ長野でも同じ経験をしています。
ご婦人ですが、よく見えるようになったのはうれしいのですが、
毎日鏡を見ると悲しいです、と。
う~ん、玉手箱のふたを開けたらじゃないけれど、
その気持ち分かるような、何と言ってあげたらいいのでしょう!
2015年8月2日