いよいよ本格的な夏。 水辺に子供たちの歓声が響きます。
学校のプール授業も始まっています。
プールの水にはいろいろな雑菌が含まれているのできちんと消毒されていますが、
それでも時には細菌という微生物による結膜炎を起こすことがあります。
そういう時はプールをちょっとがまんして、目薬で治療するとまたみんなと遊べます。
でもちょっとやっかいな微生物がいます。
それが「アデノくん」と「エンテロくん」です。
これはウィルスと言って、強い感染力を持ち、人から人へうつります。
症状は強く、充血、目やに、異物感、涙などです。
流行性角結膜炎、急性出血性結膜炎、のどの痛みや熱が出てプール熱といわれる咽頭結膜熱などです。
これらに有効な薬はなく、他の感染を防ぐために抗菌剤の目薬を使用します。
約1~2週間で治ってきますが、大切なことはその間に人にうつさないことです。
目をこすらないようにし、外から帰ったら手をよく洗って、まずは家庭内での感染から注意しましょう。
大人も感染しますので要注意です。
さあ皆さん、この夏は「アデノくん」と「エンテロくん」に要注意!
2015年7月12日